晴海フラッグ、東京の湾岸エリアに誕生した巨大なマンション群は、その立地と設備の良さから、購入時には抽選倍率266倍という記録的な人気を誇りました。しかし、今、その輝きにかすむ問題が浮上しています。それは「空室」です。

晴海フラッグの空室対策

結論から伝えます。

現在300を超える空室が出てしまっています。

空室に出ている物件の大半が大手賃貸管理会社が募集に出しています。

それらの賃貸管理会社を通して入居者が入ると毎月賃料の5%ほどが賃貸管理手数料として発生します。

例えば賃料が20万円であれば5%の1万円を毎月賃貸管理会社に支払う形になります。

つまり19万円収入となります。

私たちは賃貸管理手数料を無料にしています。つまり賃料が20万円の物件であれば19万円に賃料を下げることができます。これにより他の部屋より優位に立つことができるはずです。

晴海フラッグは全部屋が多少の差はあれど、ほぼ同じ造りになっています。同じ造りの部屋であれば19万円の部屋と20万円の部屋どちらを選びますか?

もちろん、眺望など部屋を選ぶ基準は様々なので、すべてが対等の比較ができるというものではありませんが、少なくともWebにおいての検索では他の物件よりも優位な位置にての表示がされます。

Before Afterの比較表

収入が変わらない晴海フラッグ空室対策
賃料管理手数料(5%)収入
20万円1万円19万円
30万円1.5万円28.5万円
40万円2万円38万円
Before
賃料管理手数料(5%)新募集賃料
20万円0円19万円
30万円0円28.5万円
40万円0円38万円
After

手元に入ってくる金額が変わらないのであれば、少しでも空室期間が短くなるようにする事が長期的な賃貸経営で成功するコツになると言えます。

入居率の向上は物件価値を維持し、将来的に売却や再賃貸を考えた際の選択肢を広げることにもつながります。

賃貸市場での競争は日々激しくなっています。晴海フラッグにおいてはその競争はより激しいものになっていると言えます。しかし、賢い戦略で一歩先を行くことが可能です。晴海フラッグで賃貸物件をお持ちの皆さま、この機会にぜひ私たちのサービスをご検討ください。

空室が生まれる背景

晴海フラッグでは、全5600室のうち約600室が賃貸用として提供されています。現在300室以上が空室という状況にあります。この大量の空室は、多くの物件所有者にとって大きな頭痛の種になっているはずです。

(晴海フラッグには賃貸街区というエリアがありそことは少し別の話になります。)

なぜこんなにも空室が生まれてしまっているのでしょうか?

アクセスの不便さ

最寄り駅は大江戸線の勝どき駅になります。大江戸線の勝どき駅まで徒歩20分あります。東京23区であれば、徒歩20分も歩けば隣駅につくので、23区ではなかなかお目にかかれない駅からの距離の物件になります。

BRTが本格的な運行を開始しています。BRTについては実際に使われている方々の声を聞くのが一番でしょう。

【晴海に住む夫婦がまとめる】東京BRTとは?ルートや運賃、実際の使い心地

生活施設の貧弱さ

ららテラスがオープンしたものの、現段階で大変な混雑状況となっているという声を多く聞きます。

仮に晴海フラッグの入居者が100%に近くなったら、ららテラスだけでは支えることはできないであろうなと強く感じています。

今となっては落ち着きましたが昔の武蔵小杉の急成長で通勤時間には駅の外にまで人の列ができるという状況を彷彿させるのが現在の晴海フラッグです。

ラベル
武蔵小杉駅、タワマン以外にもある混雑原因
横須賀線ホームへ向かう人の列が改札の外まで伸びており、その列も完全に止まることがあるくらいの混雑

賃貸として選ぶ環境ではない

いずれにしても、現状がこのような状況だと賃貸として入居するには選びづらい状況と言わざるを得ないでしょう。

将来交通状況を整理されることを期待して購入される方とは違い、賃貸で入居する人にとっては「今使えるもの」を重視するのが通常なので。「近い将来便利になる」というのは賃貸で入居しようという方にとっての魅力は0と言っても過言ではないので。

仮に賃料が湾岸エリアの周辺と比較して割安であればいいのですが、必ずしもそうではないというのが現実です。

どういう人が賃貸で入居する?

車を持っている人にとっては現状天国と言える状況です。

湾岸エリアは「建築時にもっと考えろよ。。。」というくらい駐車場が足りない状況になっています。

晴海フラッグは地下に駐車場スペースが広がっており、駐車場に余裕がある状態です。

車中心の生活であれば、アクセスの悪さは全く関係ないですし、近くの施設もあまり関係ないと言えるので、車生活中心の人にとってはとても喜ばしい物件といえます。

晴海フラッグの賃貸の現状

「晴海フラッグの賃貸は供給過多で空室だらけ」ということを伝えてきました。

実際にどのような状態になっているのかを見てみましょう。

私たち不動産業者が使っている業者間サイトのレインズというものがあります。そこで晴海の新築の賃貸物件が何件募集にでているのかを見てみます。

481件という結果でした。もちろん重複している物件もありますし、賃貸街区のものも混じっているので一概には言えませんが。。。

椅子取りゲームでまだまだ「選びたい放題」という状態であることは間違いないです。

晴海フラッグの一番賃料の高い部屋は?

私たちが扱っている晴海フラッグの部屋の中でもっとも高い賃料の部屋を紹介します。

この部屋を私たちの賃貸管理の無料サービスにて貸し出す事ができたら他の大手賃貸管理会社の一般的な管理手数料の5%と比較すると毎月40,000円の差がでます。

晴海フラッグの賃貸
晴海フラッグ 賃料81万円
127.51㎡の4LDKの部屋です。

晴海フラッグの一番賃料の安い部屋は?

この部屋を私たちの賃貸管理の無料サービスにて貸し出す事ができたら他の大手賃貸管理会社の一般的な管理手数料の5%と比較すると毎月11,950円の差がでます。

定期借家の賃貸ばかり

また少し違う視点になってしまいますが、賃貸の契約形態が定期借家という形での募集が大半になっています。それを見てみます。

  1. 晴海フラッグの募集件数は302件でした(ATBB調べ)
  2. 除外ワードで「定期借家」を入れると164件となりました。

ほぼ半数が定期借家契約の形を取っています。

普通賃貸借契約がいいのか?定期借家契約がよいのか?なぜこのような形になっているのかも丁寧にお伝えしますので、「言葉が難しいな」と感じられたらお気軽にご相談ください。

迫りくる新たな脅威:晴海フラッグの賃貸

晴海フラッグの賃貸オーナーにとって、現在の供給過多はすでに大きな課題ですが、さらなる危機が迫っています。

それは「SKY DUO」の竣工です。2025年10月には4145戸もの新たな部屋が市場に投入される予定です。

現在の供給過多がさらに強まることは、賃貸市場にとって重大な影響を及ぼす可能性が高いです。この新規供給は、既存の空室問題を一層悪化させるかもしれません。晴海フラッグの賃貸市場における競争は、これからさらに激化することが予想されます。

まとめ

このような競争が激化する状況の中、晴海フラッグの物件所有者の皆さまには、賃貸管理手数料を無料にし、他の物件よりも賃料を低くするという戦略を一緒に考えましょう。

賃料の差を生み出し、入居希望者にとって魅力的な選択肢を提供することが、長期的な物件価値の維持と賃貸市場での成功に繋がります。

「なかなか空室が埋まらないな」という不安を一緒に解決しましょう。

晴海フラッグでの賃貸管理をお考えの方は、ぜひ私たちの提供する無料サービスをご利用ください。空室対策の一環として、今が行動を起こす絶好の機会です。