賃貸物件を貸しに出して、エアコンなどの設備が故障してしまった時、「こんなにお金かかるのか」と何度も悲しそうな声を聞いてきました。そんな不安を解消できるようにと、私たち株式会社いえどきは、ワンコインから加入できる設備保証プランを用意しました。

具体例を用いながら、よりイメージしやすいように伝えていきます。

エアコンが壊れた時の事例

エアコンというものは、賃貸物件で最も故障が多いもののひとつといえます。夏場に特にトラブルが多くなるというのは説明するまでもないでしょう。

そんなエアコンが故障してしまった時の相場は故障箇所にもよりますが、1万円~15万円が目安となります。

設備保証に加入いただく事で、その修繕費用がかからなくなるというのは当然のこととして想像できることでしょう。

ただ、それが、高いのか?安いのか?お得なのか?しているのか?というところが最も気になるところのはずです。

エアコン修繕で得する?損する?

エアコンの買換状況の推移は約13年という調査結果がでています。(2021年消費者同行調査より)

エアコンの設計上の標準使用期間は10年として設定されています。(改正消費生活用製品安全法)

これらの情報より10年に1度はエアコンが故障すると仮定することに異論はないでしょう。むしろ、物件を賃貸に出して収益をあげようと考えるのであれば、故障することを前提とした設計をする必要があると考えるほうが健全であるといえます。

さて、エアコンの故障時の修理費が1万円~15万円ほどであるということは前述しました。差が大き過ぎるので少し乱暴ですが、中間の7万円が故障時の修理にかかる費用と仮定します。

私たちが提供する設備保証は毎月495円(税込)から加入いただけます。わかりやすく毎月500円とします。

1年間加入を継続すれば6,000円。10年間加入を継続すれば60,000円という計算結果になります。

修繕費の設定が強引ではありましたが、保証プランに入っていたほうがお得という結果になりました。

金銭面のみではない

突然のエアコンの故障の連絡から、修理業者の手配、見積もりなどやらなければならないことが次から次へと襲ってきます。

特に夏場でエアコンで故障が起きたときには、入居者からは早急な修繕を要求されます。夏場はエアコン業者が最も忙しい時期になるので業者の手配もままならないというのが、私たち不動産の賃貸管理会社の日常です。

そんな時に保証プランに加入していれば、素早い判断から優先した業者手配までも行うことができるようなります。

賃料減額請求のリスク

真夏のエアコン故障で業者の手配ができないことが多いと軽く書いてしまいました。

これが実は賃料の減額請求を受けてしまう可能性を秘めているものになってしまうのです。

2020年4月に民法が改正され、昨今の賃貸借契約書にも必ずといっていいほど明記されている文言です。この文言の記載のない賃貸借契約書を作成している業者は情報収集力、法律への理解力が不足しているので管理会社の変更を検討したほうがよいです。

(賃借物の一部滅失等による賃料の減額等) 

第 611 条 賃借物の一部が滅失その他の事由により使用及び収益をすることが できなくなった場合において、それが賃借人の責めに帰することができない事由 によるものであるときは、賃料は、その使用及び収益をすることができなくなった 部分の割合に応じて、減額される。

小難しい条文を読んで理解いただく必要はないです。

簡単に伝えると、エアコンやトイレなど通常当たり前に使えるものが使えなくなったら、その使えなくなった分賃料を安くすることの請求が借主はできるということが書かれています。

比較的新しい法律なので、まだがっちり決まったものがあるわけではないのですが、エアコンが3日間使えなかったら5,000円の減額というのが目安になったりします。

給湯器の故障はダメージが大きい

ここまで頻繁に故障するのでエアコンを中心に具体例を伝えて来ました。故障時の「ダメージが大きい」という意味では給湯器がとても大きいです。

給湯器と言われてもなにかイメージできない方もいるかもですね。簡単に伝えるとお湯が出るようになるための機械です。給湯器が故障してしまうとお湯が出ません。真冬にお湯が出ないと。。。これまた先程伝えた賃料の一部減額請求を受けてしまうものになってしまいます。

賃料の一部減額請求の金額は賃料の10%というのが目安です。

給湯器の修繕費用はエアコンよりも高額になるのが通常です。

さらには、昨今の半導体不足により部品が足りないという状況が多発しています。

そういった形でご自身の保身としてはもちろんのこと、入居者に迷惑をかけないように設備保証プランの加入は検討ください。

設備保証プランのデメリット

ここまで設備保証についてのいいところばかりを書いてきましたが、もちろんデメリットもあります。

「言われなくてもわかってる」と言われてしまいそうですが、まずは加入費用がかかるという点です。

495円のワンコインから加入できるとはいえ、やはり手元に残る資金が減ってしまいます。

設備保証に加入しているのに、エアコンや給湯器が壊れない場合もあります。その場合返ってくる金額はないので、支払ってきた設備保証料は無駄になってしまいます。

特に私たちは業界に風穴をあけようと”0円管理”というサービスを提供しているので、たとえ少額であっても無駄になってしまうかもしれない支出があることに胸が締め付けられてしまいます。

そこはあなた自身がどちらに安心感を得ることができるのかを比較して加入するか否かを選らんでください。

加入検討のための比較資料、比較情報を出し惜しみすることは一切ございませんので、どうぞお気軽にお申し付けください。